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[小学校 図工科の授業] 対話・共創・繋がりを通して、社会変革(SDGs・IoT等)をみんなで考えるblog @話題提供

SDGsは思いを紡ぐ指針  やらされるものであってはならない 

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SDGs」を"思いを紡ぐ指針"と捉えてみる。

SDGs」のロゴたちってカラフルで見ているだけで「なんかいい。」って目が引くようにdesignされている。

 分かりやすく、でも伝えることは伝える、それも簡潔に、そしてみんなの目が止まるように。

 国連が認めたデザイナーがdesignしたんだろうな。誰だろう。今度調べてみよう。 

 

 今、SDGsと教育を扱うonline講演に参加してきた。

 教育にどう絡められるか。このタイトルに疑問を抱いたため参加してみた。

 無理に絡めようとしないでほしい。と思っているからだ。

 SDGsは「教わるものじゃなくて、感じること」だと思うから。

 この写真みたいに、自分の好きなものを選びたいと思ったら選ぶものであってほしい。

 

 例えば、知識として"食品ロス"のことを知ることは決して悪くない。むしろ事実は全員に知ってほしい。

 でも、「だからやりましょう。」は絶対にしてほしくない。

 前に記載した「校長先生が朝会で「人を叩くのはよくない。」って言ってたから、叩いちゃいけないんだよ。」の話になってしまう。

 それも、世界規模で取り組もうとしている活動に向かうマインドをそうしてしまうのは、本当に危険だと思っている。

 本人が様々なことを知り、興味・関心をもち、活動し、体験し、考案した結果、取っている行動がSDGsに絡むかもしれないだけなのだと思う。

 一人ひとりが大切にしようと思うマインドを、人から人へ紡いでいく中で全世界で取り組まないと間に合わないから目標を掲げたのだと思う。

 でも、近道しては絶対にまた遠回りすることになる。

 ゆるやかにマインドを変革していくしか、地球を守る、守れる道はないと思う。

 

 小学校でも、緊急事態宣言が解除され学校再開の見通しがなされた。

 その中で、様々な対応に対して述べたいことが山積みだが、一つ絞って書こうと思う。

 給食のこと。

 簡易給食が始まろうとしているが、感染防止のため使った容器等をしっかりと分別なされず処分することになっている。

 「学校ってなんだろう。」緊急事態だから、みんなで守ってきた約束を破っていいって教えるところなのかな。

 そもそも地球が壊れていくのと、今学校再開を急ぐこととをどう捉えていくのかな。

 無理なこと、危険なことを分かっていながら、それも地球環境にも悪いと分かっていながら、それでも通常どおり再開しないといけない理由はどこにあるのだろう。

 もちろん、早くみんなとちゃんと会って、思いっきり探究したい。オンラインばっかりじゃ・・・。

 でも、それができない中、リスクを背負ってまで登校し、「離れなさい。」・「人と関わってはだめ。」と教育することが分かっている学舎に行かせて、一体何が成長するのだろうか。

 人を安心させるのが政治の役目のはず。それができていないのなら、その価値から再定義してみたい。

 

 私は子どもたちに、「離れなさい。」ではなく、「学校は学び合う場。どれだけ気をつけていても、関わることは必ずあります。前の日常ならいりませんでしたが、でも今はそのあとの手洗いやうがいを大切にしよう。それは、相手と話してしまったからとかでなく、お互いを守り合うための最低限のエチケットとして。」と伝えます。

 北海道のドンキーさんと話してて、そう思いました。

 自分と話をした後、手を洗われる・うがいをされる。日常的に考えたらものすごい行動ですよね。

 でも、今はみんなが理解し合っていかなくてはならない。今はまず、それを確認する場が学校であればいいと思っている。

 

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思いを紡ぐ先人たち

 たまたまお昼休憩に家に戻ったときのこと。

 娘がEテレをよく見ているので、電源を入れるとEテレのことが多い。

 その日もEテレが映り、いつもの癖で4チャンを押そうと思ったがその手が止まった。

 「白洲次郎」が出ていたからだ。

 

 6年生と一緒に"歴史"を学んでいると必ずと言っていいほど「歴史人物で誰が好き?」と聞かれる。

 好き?と聞かれると決まって「土方歳三」という。ラスト侍の生き様。惚れる。

 でも、誰が1番凄いと思う?と聞く子がたまにいる。

 教室に置いてある人物カードをもって、凄い順に並べると本当に楽しい。

 「卑弥呼より信長だべ!」とか。

 「カードにいないけど、米持ってきた渡来人。」とか。

 「1番凄いのはビッグバン!」とか、訳わからないところまで話がいくことが多いが面白い。

 

 その会話になると"土方歳三"ではなく、"白洲次郎"と答える。

 子どもたちは決まって「え?誰?漁師さん?」なんて聞いてくる。

 中には知っている子ももちろんいるので、いろいろな会話に進んでいく。

 

 白洲次郎を子どもたちに説明するとき、このことを話すことが多い。

 マッカーサーに「従順ならざる、ただ唯一の日本人」と言わしめた男だよ。と。

 

 今日でたオンライン講話の中の資料にも合ったが、自分が国を文化を変えられますか?への解答が、日本人は先進国でもっとも低い。

 国がそれを出来るだけ"人ごと"になるようにしてきてしまったのかもしれない。

 特に公教育というシステムが。

 画一・均一により、SDGsではすでに日本の教育はゴールしていると認められている。

 このこと自体を再構築したい。

 時代が大きく変わる今、全てのことを再考するタイミングなのだと思う。

 教育も、経済も、国政も、育児も。

 何のために頑張っているのか?

 楽しめているのか?

 人生それでいいのか?

 これに答えるため、抗えることを毎日一つはしている。今までそこになかったことを生み出してみている。

 今はがむしゃらなだけかもしれないが、20年先を意識して行動はしている。

 今の抗いが、未来の幸せにつながると信じて。

 白洲次郎のように、未来、言いたいことが言えるように今はスキルと経験を養うことを楽しみたい。

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 遠回りですが20年先がよくなっていくようなblogに成長していきたいと思っています。

 家庭 ×  教育 ×   社会 ×   環境 ×   熱意 = 平和 ・人と人、人と環境を紡ぐblogを目指して。

 「大切なことを、大切にできる人」が増えていけば、世界が抱える課題は、あっという間に希望へと変わっていく気がします。

 

 次回 :「SDGsを自分ごとにしていく6」

   次々回:「SDGsを自分ごとにしていく7 」

 今度ともご愛読の程、よろしくお願い致します。

 @mucchuart