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[小学校 図工科の授業] 対話・共創・繋がりを通して、社会変革(SDGs・IoT等)をみんなで考えるblog @話題提供

「SDGs」を自分ごとにしていく⑤ 〜 11 住み続けられる街づくりを 〜

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緊急事態宣言ってなんだったんだろう。にならないように。

 明日、5・25に日本の「緊急事態宣言解除」が政府より伝えられるだろう。

 "あいみょん 愛を伝えたいだとか"を聴きながら、それを悩む夜の気分を書き残しておきたい。

 

 宣言中だけど、多少の運動は。ということで、娘とチェキをもっての散歩が日課に。

 娘が撮ってくれる写真は目線が違う。チェキで撮ってくれるとその場で「え、こんな風に見えてるの。」という驚きや時に戸惑い、例えばこの目線からだったら怖いだろうなとか、本当にただの散歩にチェキ一台あるだけで刺激的になる。

 チェキの独特な風合いも相まって、芸術作品かproのカメラマンさんにしか思えないよ。娘よ。

 そしてその写真一枚一枚をみて思う。「平和だな。」って。

 この風景が残っててくれるのかな?

 この視点で物事を見られるまま人はいられるかな?と。

 

 街中はどこに行ってもマスク。今はそれがnormalであることはもちろんだし、それであるべきだと思う。

 でも、未来とか現状維持とかじゃなくて、今も昔もある"単純に素敵なもの"を「素敵。」って思いながら散歩できていれば、生きることはそれでもう十分なのかもしれない。

 医療従事者の方々や国政に関わるも表舞台には出ない方々。運送の方も、毎日レジ打ちのシフトに入っている教え子の女の子も。

 世界を支えてくれていることは間違いない。

 人はそれぞれもつ心をもとに人生を過ごしている。「自分が今、真ん中かも。」っていう瞬間がきっと人生にはあって、いろいろ考えたり、行動したり、忙しかったり、難しかったりもする時があるのだと思う。

 でも。だからこそ、「顔を上げてほしい。」と思う。

 考えすぎて世の中が疲れている気がする。みんな一生懸命だし、みんながなんとかしよう、このままじゃいけないってことはわかっているに決まってる。

 世の中の動き、society5.0を創るために人はいるんじゃない。

 楽しいことをしていたら、素敵なことをしていたら、誰かのためを思って過ごしていたら時代が勝手に変わってきたんだと思う。

 今の世の中は、ある意味で革新に目処が立つのかもしれない。だから「手段が目的化してしまう。」ことが多いのだと思う。

 ある意味、"未来予知"に近いものができてしまう世の中。というか、近い未来が見える世の中。

 だから、足元に生えてる素敵な花に目が行かないんだと思う。

 目線って難しいですね。

 前を見たら足元は見られないし、足元見てたら空は見えないし。

 さて、どこを見ていこう。そんなことを考える、緊急事態宣言解除の前夜。


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SDGs11 住み続けられる街づくりを考えてみる

 VRゴーグルをはめて、ふかふかのソファーに寝転び、点滴を打ち、VR上でbit coinを支払い、AIがそれを感知しより栄養価のバランスのいい点滴が投与される。下手すると永遠に生きられるのかな。無菌のカプセルの中で過ごしていたら。

 「住み続けられる街」それをVR内に作り出すことしか方法が身言い出せない世には絶対にしたくない。その頃に、もしもそれがNew normalになっていたとしても選択肢の一つであるように。

 

 生まれ育った環境が違えば、感覚は絶対に違う。戦時中に生きていたら、戦うことが使命だったかもしれない。高度経済成長期に生まれていたら、夜中の一時まで会議をし、朝は五時から働いていたのかもしれない。IoTの時代の今、それにすでに囚われているのか・・。

 

 去年の6年生に「これから超便利な時代がくるよ。コンピュータとの共存社会。でも、これを便利と言える人には条件があると思っている。」なんて唐突に朝一から話をした。

 「操る人か、操られる人か。このどちらかが便利な世を迎えると思うよ。そのどちらになるか、それに最も大事なのは最終的には知識じゃないと思う。誰かを大切にしたいって思ったり、素敵だな。って素直に感じれる心の持ち主であればいいと思うよ。」なにを根拠にそんな話を朝から小学生相手にしているんだろう。やはり先生って仕事のことを一回見直さないと。笑

 

 時代は進む。今からやっぱり世の中にはよくないから、コンピュータは全部排除しましょう!っていってももう無理ですね。それをしまっておけるところがないから。もう共存しか道を残していないことにも、人類の過ちがはじまっているのかもしれないけど、それを過ちとするか、世の中全部の「世界平和」につながっていくか。今はその分岐点にある気がする。

 IoTを取り入れようとする人たちが、足元の花の綺麗さも理解できていれば共存は可能だと思う。

 花の綺麗さを全力で感じられる人も、その花をより大切にできるIoTの利用を考えられれば平気だと思う。

 

 人は全員感性が違う。ここを無理に揃えることはできない。でもその感性がもっとも輝ける瞬間を、それを世界の人同士が手を繋ぎ、互いを認め合い、進化を拒まず、自然を愛し続けていければきっと「住み続けられる街づくり」ができる気がする。

 幾度となく、時代の分岐を作ってきた人類。

 でも、昔と違うこと。

 それは確実に地球を壊してきていること。

 それに向き合うこと。単純に足元の花、素敵だな。って思うことからもう一度始めませんか?

 急ぎすぎてる、頑張りすぎてる世の中が、このまま疲弊してしまわないように。

 

 決して、地球を壊すために頑張ってるんじゃないってことを証明できるのは、それをしてきてしまった人類にしかできないことだから。

 明日、解除される「緊急事態宣言」。解除後、フルスペックで動かなきゃいけない人もいることはもちろん分かっています。

 でも、その頑張りがどこの何に繋がるのか、ふと空を見上げたり、道端の雑草に目を向けたりして、視点を変えてみませんか?

 「緊急事態宣言ってなんだったんだろう」ってならないためにも。

 この期間、命懸けで取り組んでくださった方の思いを、しっかりと紡いでいくためにも。

 未来の子どもたちの笑顔を想像して、明日を迎えましょう。 

 あいみょんのリストも"恋をしたから"まで進んだので、私も寝ます。明日がよい日になりますように。

 おやすみなさい。

 

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 遠回りですが20年先がよくなっていくようなblogに成長していきたいと思っています。

 家庭 ×  教育 ×   社会 ×   環境 ×   熱意 = 平和 ・人と人、人と環境を紡ぐblogを目指して。

 「大切なことを、大切にできる人」が増えていけば、世界が抱える課題は、あっという間に希望へと変わっていく気がします。

 

 次回 :「SDGsを自分ごとにしていく6」

   次々回:「SDGsを自分ごとにしていく7 」

 今度ともご愛読の程、よろしくお願い致します。

 @mucchuart